ひた‐かぶと【直兜/直甲】
一同そろって鎧(よろい)兜に身を固めること。また、その人々。「—三百余騎、河原坂の宿所へ押し寄せて」〈平家・三〉
ひつ【畢】
二十八宿の一。西方の第五宿。牡牛(おうし)座の顔部分の七星をさす。あめふりぼし。畢宿。
ひつき‐ぼし【ひつき星】
二十八宿の一、斗宿(としゅく)の和名。ひきつ星。→斗(と)
ひと‐おき【人置き】
江戸時代、雇い人の周旋屋。求職者を一時宿泊させたり、保証人や仮親などを引き受けたりした。人宿(ひとやど)。
ひと‐がた【人形】
《「ひとかた」とも》 1 人の形。 2 「形代(かたしろ)1」に同じ。 3 人の姿をかたどったもの。にんぎょう。「かの山里のわたりに、わざと寺などはなくとも、昔覚ゆる—をも作り」〈源・宿木〉 4...
ひと‐くさ・い【人臭い】
[形][文]ひとくさ・し[ク] 1 人間のにおいがする。人のいる気配がする。「むうっと—・いにおいが鼻を打った」〈水上・大阪の宿〉 2 人間らしい。「人を—・いとも思わぬような、自暴自棄(すてば...
ひと‐やど【人宿】
1 はたごや。旅館。「草津の—にて年を取り」〈浮・永代蔵・二〉 2 使用人の周旋をする家。口入れ宿。人置き。「かの—の出居衆(でゐしゅ)になって」〈浮・諸国ばなし・五〉
人遣(ひとや)りなら◦ず
他人からさせられるのでなく、自分の心から求めるものである。「なぞや、—◦ぬ心ならむ」〈源・宿木〉
ひの【日野】
東京都中部の市。多摩川の南岸にあり、もと甲州街道の宿場町。自動車工業が盛ん。住宅地としても発展。多摩動物公園・高幡不動尊(たかはたふどうそん)がある。人口17.9万(2010)。
ひ‐の‐そうぞく【昼の装束】
束帯をつけること。また、その姿。束帯姿。宿直(とのい)装束に対していう。ひのよそい。