つく【月】
1 「つき」の上代東国方言。「かの児ろと寝ずやなりなむはだすすき浦野の山に—片寄るも」〈万・三五六五〉 2 名詞の上に付いて、月の意を表す。「—夜」「—夜見」
つくよみ‐おとこ【月夜見男】
月を擬人化していう語。「み空行く—夕去らず目には見れども寄るよしもなし」〈万・一三七二〉
つま‐どい【夫問ひ/妻問ひ】
恋い慕って言い寄ること。特に、男が女のもとへ通って求婚すること。「いにしへのますら壮士(をとこ)の相競ひ—しけむ葦屋(あしのや)の菟原処女(うなひをとめ)の」〈万・一八〇一〉
つま‐ど・う【夫問ふ/妻問ふ】
[動ハ四]恋い慕って言い寄る。求婚する。「いにしへの小竹田壮士(しのだをとこ)の—・ひし菟原処女(うなひをとめ)の奥つ城(き)ぞこれ」〈万・一八〇二〉
つめ‐あ・う【詰(め)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 乗り物などで、互いにすきまを詰める。「—・って座席にかける」 2 同じ所に出勤している。同じ場所に集まっている。「—・ひ居りし我々ども」〈伎・上野初花〉 3 論じ合って互...
つめ‐か・ける【詰(め)掛ける】
[動カ下一][文]つめか・く[カ下二] 1 大勢の人が1か所にいっせいに集まる。「報道陣が—・ける」 2 迫り寄る。詰め寄る。「すかさず—・けて飲ますれば」〈色道大鏡・四〉
つめ‐よ・せる【詰(め)寄せる】
[動サ下一][文]つめよ・す[サ下二] 1 迫り寄る。押し寄せる。「観衆が—・せる」 2 返答を求めて迫る。つめよる。「女人一流の論理法で—・せる」〈漱石・吾輩は猫である〉
つめ‐よ・る【詰(め)寄る】
[動ラ五(四)] 1 相手近くに迫り寄る。「じりじりと敵陣に—・る」 2 返答などを求めて強い態度で相手に迫る。「けんか腰で—・る」
つ・る【吊る/釣る】
[動ラ五(四)] 1 (「攣る」とも書く)引っ張られた状態になって一方へ寄る。つれる。 ㋐筋肉が急に収縮し、痛くて動かせなくなる。ひきつる。「筋が—・る」 ㋑物の一方の端が引っ張られたように上...
て‐ぐみ【手組(み)】
1 手で組むこと。「—のゲラ」 2 軍陣で、数人で組をつくること。隊を組むこと。「三人—して寄る所を」〈保元・下〉 3 仲間。連中。「いつもの—の客まじりに」〈浮・男色大鑑・七〉 4 物事を行う...