こ‐さしい・ず【小差し出づ】
[動ダ下二]利口ぶってしゃしゃり出る。差し出がましい口をきく。「二瀬(ふたせ)、仲居も—・で」〈浄・重井筒〉
こ‐さじ【小匙】
1 茶さじなどの小形のさじ。 2 調理用計量スプーンの一。ふつう、容量5ミリリットルのもの。
こ‐さつき【小五月】
「小五月会(こさつきえ)」の略。
こさつき‐え【小五月会】
近江(おうみ)坂本(滋賀県大津市)の日吉(ひえ)大社や奈良の春日大社で陰暦5月9日に行われた祭礼。小五月祭。
こ‐さび【小皺】
紙張りの烏帽子(えぼし)の、しわの小さいもの。
こ‐さびし・い【小寂しい】
[形][文]こさび・し[シク]なんとなくさびしい。ものさびしい。「—・い日向の中に、万千子と二人で小さい影法師を並べて遊んでいた頃の事である」〈三重吉・小鳥の巣〉
こ‐さぶらい【小侍】
「こざむらい」に同じ。「大進将監貞度といふ—、付け侍りける」〈著聞集・五〉
こ‐さむ・い【小寒い】
[形][文]こさむ・し[ク]少し寒い。うすら寒い。「—・くなって来たので浴衣を着かえようとすると」〈有島・或る女〉
こ‐さめ【小雨】
少し降る雨。小降りの雨。また、細かい雨。「—に煙る港」⇔大雨。
こ‐さめびたき【小鮫鶲】
ヒタキ科サメビタキ属の鳥。全長13センチくらい。地味な灰色をしている。日本では夏鳥で、低山の林で繁殖する。《季 夏》