おうしょく‐かやく【黄色火薬】
ピクリン酸を主とする黄色の火薬。黒色火薬に対していう。
か‐やく【火薬】
熱や衝撃によって爆発する物質で、そのエネルギーを有効に利用できるもの。火薬類取締法では、弾丸などの発射薬とロケット推進薬をいい、広くは爆薬・火工品を含めていう。ニトロセルロース・黒色火薬など。
こくしょく‐かやく【黒色火薬】
硝石を約75パーセント、硫黄を約10パーセント、木炭を約15パーセント混合した火薬。爆発力が弱く煙が多いので、現在では花火に用いる。
こんごう‐かやく【混合火薬】
2種以上の物質を混合した火薬。黒色火薬・カーリットなど。
しもせ‐かやく【下瀬火薬】
明治21年(1888)下瀬雅允(まさちか)が創製した、ピクリン酸を主体とした黄色火薬。日露戦争で日本海軍が使用。
シングルベース‐かやく【シングルベース火薬】
黒色火薬に比べて発煙量が少ない無煙火薬の一。ニトロセルロースを基剤として、安定剤、膠化(こうか)剤などを添加したもの。 [補説]ほかに、ニトロセルロースにニトログリセリンを加えたダブルベース火薬...
ダブルベース‐かやく【ダブルベース火薬】
黒色火薬に比べて発煙量が非常に少ない無煙火薬の一。ニトロセルロースにニトログリセリンを加えたもの。名称は、ともに酸化剤・燃料剤として二つの基剤が用いられることに由来する。ロケットなどのダブルベー...
てんか‐やく【点火薬】
⇒起爆薬(きばくやく)
トリプルベース‐かやく【トリプルベース火薬】
黒色火薬に比べて発煙量が非常に少ない無煙火薬の一。ニトロセルロースにニトログリセリン、ニトログアニジンを加えたもの。名称は、酸化剤・燃料剤として三つの基剤が用いられることに由来する。シングルベー...
はっか‐やく【発火薬】
「起爆薬」に同じ。