つぼ‐やき【壺焼(き)】
1 「栄螺(さざえ)の壺焼き」の略。《季 春》「—の壺傾きて火の崩れ/鳴雪」 2 壺に入れて焼くこと。
つぼや‐やき【壺屋焼】
沖縄県那覇市壺屋から産する陶器。17世紀末、琉球王朝が3か所の窯場を集結させたのに始まる。甕(かめ)・食器・酒器などの日用雑器が多く、独自の釉(うわぐすり)も開発されている。
てっぱん‐やき【鉄板焼(き)】
熱した鉄板の上で肉・野菜などを焼き、たれをつけて食べる料理。
てっぽう‐やき【鉄砲焼(き)】
料理の一。魚や鳥の肉にとうがらし味噌を塗って焼いたもの。
て‐やき【手焼(き)】
機械を用いず、手で取り扱って焼くこと。また、自分で焼くこと。また、その焼いた物。「—のせんべい」
てり‐やき【照(り)焼(き)】
魚・貝・鳥肉などにみりん・醤油を付けて焼き上げ、つやをもたせる焼き方。また、その焼いたもの。「ブリの—」
でんがく‐やき【田楽焼(き)】
豆腐・ナス・魚などを串(くし)に刺して火にあぶり、味噌を塗ってさらに焼いた料理。田楽。《季 春》
でんぽう‐やき【伝法焼(き)】
焙烙(ほうろく)にネギを敷き、その上にカツオ・マグロなどの刺身を並べて焼いた料理。
とこなめ‐やき【常滑焼】
常滑市およびその付近から産する陶磁器。平安後期ごろから自然釉(しぜんゆう)のかかった壺・甕(かめ)などが焼かれ、江戸後期には朱泥(しゅでい)などの焼成とともに茶陶器類を産して活況を呈した。今日で...
とべ‐やき【砥部焼】
愛媛県伊予郡砥部町およびその付近から産する磁器。18世紀前半の開窯。初め日用陶器を焼いていたが、その後、改良を重ね、白磁や染め付け・色絵などを焼成。