おおし‐た・つ【生し立つ】
[動タ下二]育てて大きくする。育て上げる。「妹(おとうと)は、故上の子のやうにて—・て給ひしかば」〈夜の寝覚・一〉
おお・す【生す】
[動サ四] 1 草木などを育てる。「誰が秋にあひて荒れたる宿ならむ我だに庭の草は—・さじ」〈平中・三六〉 2 つめ・髪などを、伸ばす。生やす。「御髪ながく—・して」〈夜の寝覚・五〉 3 子供を養...
おや・す【生やす】
[動サ四] 1 生えさせる。はやす。「若き時尼になりて、後悔して男をして髪を—・し」〈伽・富士の人穴草子〉 2 陰茎を勃起(ぼっき)させる。「馬めがかの物を—・して」〈咄・きのふはけふ・上〉
き【生】
[名]まじりけがないこと。「ウイスキーを—で飲む」
[接頭]名詞に付く。 1 純粋でまじりけがない、新鮮な、の意を表す。「—娘」「—まじめ」 2 人工を加えていない、自然のままの、の意を表す...
き‐あさ【生麻】
まださらしてない麻布。
き‐いっぽん【生一本】
[名・形動] 1 純粋でまじりけのないこと。また、そのもの。「灘(なだ)の—」 2 純真で、ひたむきに一つの事に打ち込んでいくこと。また、そのさま。「—な性格」
き‐いと【生糸】
家蚕の繭糸数本をそろえ、繰り糸にしたままで練らないもの。
き‐うるし【生漆】
精製途中で、採取したばかりのものに近い状態の漆汁。
き‐おりもの【生織物】
生糸で織り、あとで精練した絹織物。羽二重・縮緬(ちりめん)など。生織り。→練り織物
き‐がけ【生掛(け)】
こよりに灯心をまいて芯(しん)とし、上に油で練った蝋を数回塗って乾かした蝋燭(ろうそく)。