かっしやわ【甲子夜話】
江戸後期の随筆。正続各100巻、後編78巻。平戸藩主松浦清(静山)著。文政4年(1821)から書き始められ、天保12年(1841)著者の死で中絶。見聞した大名・旗本などの逸話、市中の風俗などを記...
かっ‐ちゅう【甲冑】
戦いのとき身を守るために着用する武具。胴体を覆う甲(よろい)と、頭にかぶる冑(かぶと)。
かっちゅう‐ぎょ【甲冑魚】
古生代に存在した硬く厚い外骨格をもつ魚類。翼甲類(よくこうるい)と板皮類(ばんぴるい)のこと。かぶとうお。
かっちゅう‐し【甲冑師】
甲冑を作る職人。具足師(ぐそくし)。
カピタン【(ポルトガル)capitão】
1 江戸時代、長崎のオランダ商館の館長の称。 2 江戸時代、日本にやって来たヨーロッパ船の船長。 3 縦糸に色糸、横糸に白糸を用いた縞の絹織物。1が将来したもの。 [補説]英語のキャプテン(ca...
カピタン‐せった【カピタン雪駄】
革を3枚がさねにして、表を黒塗りまたは溜(た)め塗りにした雪駄。江戸前期から中期までの武士・医師・僧侶などが用いたもの。
かぶと【兜/冑/甲】
1 武将が頭部を防護するためにかぶった武具。頭を入れるところを鉢(はち)、その下に垂れて頸部(けいぶ)を覆う部分を錏(しころ)といい、鉄や革などで作る。 2 舞楽で用いる、鳥兜(とりかぶと)。 ...
かぶと‐えび【兜蝦】
背甲目カブトエビ科の甲殻類。体長2〜3センチ。甲殻は卵形で、尾部は細長く、2本の長い突起が伸び、40対(つい)以上の脚をもつ。初夏、本州中部以西の水田にみられる。くさとりむし。
かぶと‐むし【兜虫/甲虫】
コガネムシ科の昆虫。体長4〜5センチ。体は黒褐色でつやがあり、雄は頭に角をもつ。主に夜活動し、クヌギ・サイカチなどの樹液を吸う。腐葉土中に産卵し、幼虫は越冬ののち、7月ごろ成虫となる。北海道南部...
かり【甲/上】
《動詞「か(上)る」の連用形から》邦楽で、音の高さを上げること。特に、尺八でいう。かん。⇔乙(めり)。