なま‐もの【生者】
未熟な者。なまいきな者。また、身分の卑しい者。「今は昔、京にきはめて身貧しき—ありけり」〈今昔・三〇・五〉
ならず‐もの【成らず者/破落戸】
1 品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。 2 生計が思うようにならない者。「銀の才覚—と茶屋にはせかれ」〈浄・女腹切〉
なりあがり‐もの【成(り)上(が)り者】
成り上がった者。成り上がり。
なれ‐もの【馴れ者】
世なれた人。「物言ひて人笑はする—なる翁にてぞありければ」〈今昔・二八・五〉
にしのくにのにんきもの【西の国の人気者】
《原題The Playboy of the Western World》シングの戯曲。3幕。1907年、ダブリンのアベイ劇場にて初演。父親を殺してきたという男を中心に、アイルランドの酒場に集う人...
に‐しゃ【二者】
二つのもの。また、ふたりの人。両者。「—残塁」
にじ‐しょうひしゃ【二次消費者】
⇒消費者2
にせい‐しんじゃ【二世信者】
⇒宗教二世
にせ‐もの【偽者/贋者】
本人に見せかけた別人。
にせもん【似せ者】
松井今朝子の短編の時代小説。歌舞伎役者坂田藤十郎によく似た人物をめぐる物語。平成13年(2001)、雑誌「小説現代」に掲載。同作を表題作とする小説集は翌年刊行で、第128回直木賞候補作となった。