こととい‐ばし【言問橋】
東京の隅田川に架かっている橋の一。台東区浅草と墨田区向島とを結ぶ鉄橋で、昭和3年(1928)完成。全長239メートル。
こと‐と・う【言問ふ/事問ふ】
[動ハ四] 1 物を言う。口をきく。「—・はぬ木すら春咲き秋づけばもみぢ散らくは常をなみこそ」〈万・四一六一〉 2 言葉をかける。親しく言い交わす。「み空行く雲にもがもな今日行きて妹(いも)に—...
こと‐とがめ【言咎め】
言葉に出してとがめだてをすること。「人の見て—せぬ夢にだにやまず見えこそあが恋やまむ」〈万・二九五八〉
こと‐と・し【言疾し】
[形ク]世間のうわさがやかましい。「—・くは中は淀(よど)ませ水無し川絶ゆといふことをありこすなゆめ」〈万・二七一二〉
こと‐どもり【言吃り】
どもること。「すこし—する人の、いみじうつくろひ」〈枕・九〇〉
言(こと)成(な)・す
口やかましくうわさする。言いはやす。「大和の宇陀の真赤土(まはに)のさ丹(に)つかばそこもか人の我(わ)を—・さむ」〈万・一三七六〉
言(こと)に出(い)・ず
言葉に出す。はっきりと口に出す。「—・でて言はばゆゆしみ朝顔のほには咲き出ぬ恋はするかも」〈万・二二七五〉
こと‐の‐なぐさ【言の慰】
口先だけのなぐさめ。気休めの言葉。「我(あれ)のみそ君には恋ふるわが背子(せこ)が恋ふと言ふことは—そ」〈万・六五六〉
こと‐の‐は【言の葉】
1 ことば。言語。「まことかと聞きて見つれば—を飾れる玉の枝にぞありける」〈竹取〉 2 歌。和歌。「やまとうたは、人の心をたねとして、よろづの—とぞなれりける」〈古今・仮名序〉
ことのは‐ぐさ【言の葉種】
1 言葉による表現。また、和歌。「よしあしを君し分かずは書きたむる—のかひやなからん」〈新続古今・雑中〉 2 話のたね。言いぐさ。「なにをか今は憚(はばか)りの、—の庵(いほ)りの内を」〈謡・芭蕉〉