こと‐や・む【言止む】
[動マ下二] 1 言うことができないようにする。黙らせる。「語(こと)問ひし磐(いは)ね樹立(こだち)、草の片葉(かきは)をも—・めて」〈祝詞・六月晦大祓〉 2 言うのをやめる。黙る。「ねぎかく...
こと‐よが・る【言好がる】
[動ラ四]言葉巧みに言う。体裁のよいことを言う。「いとあはれに後ろめたくなむなど—・るを」〈源・蓬生〉
こと‐よさ・す【言寄さす/事寄さす】
[動サ四]《「ことよす」の尊敬語》ご命令になる。お任せになる。「天の沼矛(ぬぼこ)をたまひて—・し給ひき」〈記・上〉
こと‐よ・し【言好し】
[形ク]口先がうまい。言葉巧みである。「かく—・くいみじきに、女はましてすかされたるにやあらむ」〈源・東屋〉
ことよせ‐づま【言寄せ妻】
妻だとうわさされている女。「里人の—を荒垣のよそにや我(あ)が見む憎くあらなくに」〈万・二五六二〉
こと‐よ・せる【言寄せる/事寄せる】
[動サ下一][文]ことよ・す[サ下二] 1 ほかの事に託して事をなす。かこつける。口実にする。「仕事に—・せては遊びに出かける」 2 言葉で助力する。「天地(あめつち)の神—・せて春花の盛りもあ...
こと‐わざ【言事】
言葉と出来事。「諸国に国史(ふみひと)を置く。—を記して」〈履中紀〉
ごん【言/厳】
〈言〉⇒げん 〈厳〉⇒げん
ごん‐か【言下】
一言のもと。言いおわったすぐあと。げんか。「—に退けられた」
ごん‐きょう【言教】
仏が言葉によって説き示した教え。