たち‐ざけ【立(ち)酒】
1 立ったまま酒を飲むこと。また、その酒。 2 出発に際して飲む酒。旅行や婚礼・葬送など、家から出かけるときに飲む酒。「—のんで誰を野送り」〈浄・油地獄〉
たまご‐ざけ【卵酒】
酒に鶏卵の黄身と砂糖を加え、温めた飲み物。寒さ防ぎや風邪のときに用いる。《季 冬》「岡惚(おかぼれ)で終りし恋や—/草城」
たる‐ざけ【樽酒】
樽詰めの酒。
だい‐ぎんじょうしゅ【大吟醸酒】
⇒大吟醸
だく‐しゅ【濁酒】
にごりざけ。どぶろく。《季 秋》
だ‐ざけ【駄酒】
味や質のよくない酒。「—でもうちくらって、唐辛子をかっ噛(かじ)り」〈浄・五枚羽子板〉
だん‐しゅ【断酒】
[名](スル)《古くは「だんじゅ」とも》きっぱりと酒をやめること。禁酒。
ち‐ざけ【血酒】
誓いをたてるときに、互いの杯に血を垂らして飲み合うこと。また、その血。「長崎には物の固めに—飲むとや」〈浄・博多小女郎〉
ち‐しゅ【置酒】
酒宴を開くこと。「火炉を擁して而して—する者あり」〈菊亭香水・世路日記〉
ちゃや‐ざけ【茶屋酒】
料亭・遊郭などで飲む酒。