いちもう‐だじん【一網打尽】
《「宋史」范純仁伝から》一度打った網でそこにいる魚を全部捕らえること。転じて、一味の者を一度に全部捕らえること。「密輸グループを—にする」
いち‐もく【一目】
[名](スル) 1 ただちょっと見ること。一見。「—して状況を把握する」 2 ひとめに見渡すこと。一望。「洛陽の平原は—の中に落ちて」〈蘆花・思出の記〉 3 碁盤上の一つの目。また、1個の碁石。...
一目(いちもく)置(お)・く
《囲碁で弱い者が先に一つ石を置いて勝負を始めるところから》自分より相手が優れていることを認め、一歩を譲る。強めて「一目も二目も置く」ともいう。「だれもが—・く人物」
いちもく‐きんこうひょう【一目均衡表】
株式や為替の相場をテクニカル分析するためのチャートの一。移動平均などから計算した四つの線、当日の終わり値を過去にずらした線、蝋燭足などから値動きを予想する。売りと買いの均衡が崩れたとき、その方向...
いちもく‐さん【一目散】
(多く「一目散に」の形で副詞的に用いる)わき目もふらずに走ること。一散(いっさん)。「—に逃げる」「—に駆けだす」
いちもく‐じゅうぎょう【一目十行】
ひとめで10行も読み下すこと。読書力のすぐれていること。
一目(いちもく)も二目(にもく)も置(お)・く
「一目置く」を強めていう語。「世間から—・かれる傑物」
いちもく‐りょうぜん【一目瞭然】
[形動][文][ナリ]ひと目見ただけではっきりとわかるさま。「グラフにすれば—だ」
いち‐もつ【一物】
1 一つの品物。また、ほんの少しのもの。 2 心中に秘めたたくらみや、わだかまり。「胸に—がある」 3 金銭のこと。 4 男根のこと。
一(いち)も二(に)もなく
提示されたことに対して、とやかく言うまでもなく。即座に。「—引き受ける」