あまやどり【雨やどり】
半村良の短編小説。昭和49年(1974)発表。同年、第72回直木賞受賞。新宿の裏通りのバーを舞台に描く男女の物語。昭和50年(1975)テレビドラマ化。
うら‐がしや【裏貸し屋】
裏通りや路地にある貸し家。「昼さへ蝙蝠(かうもり)の飛ぶ—を隠れ住みに」〈浮・一代女・六〉
うら‐じゃくや【裏借屋】
裏通りにある粗末な借家。「心解けあふ—も、住めば都にまさるらん」〈人・梅児誉美・一〉
うら‐だな【裏店】
裏通りにある家。商家の裏側や路地などにある粗末な家。裏屋。「—住まい」⇔表店(おもてだな)。
うら‐ぢゃや【裏茶屋】
遊里の裏通りにあった茶屋。遊女と間夫(まぶ)の忍び逢いなどに利用された。「見世、雅調(すががき)の音色に連れて、通ひ廓の—まで」〈洒・二筋道〉
うら‐ながや【裏長屋】
裏通りや路地にある長屋。裏店(うらだな)の長屋。⇔表長屋。
うら‐みち【裏道】
1 本道でない裏通りの道。抜け道。間道(かんどう)。 2 正当でないやり方、手段。まともでない生き方。「人生の—」 3 裏口に通じている道。「表から出ましたら遅からうと存し、—へ向けて追っかけま...
おもて‐どおり【表通り】
市街の主要な道路。⇔裏通り。
しゅ‐ぼう【酒坊/酒房】
酒を売る店。また、酒を飲ませる店。さかや。「裏通りの—」
なか‐どおり【中通り】
1 本通りと裏通りとの間の通り。「—の商店街」 2 上等と下等の中間。中等。「—の侍衆一人、是は香の物ばかりでよし」〈浄・西王母〉 3 「中通り女」の略。「—の女は経帷子を縫ふなど」〈浮・懐...