さいねん【西念】
平凡な僧をさす通り名。西念坊。「—はもう寝た里を鉢たたき/蕪村」
ぞく‐しょう【俗称】
1 世間で通っている、正式でない呼び名。通り名。通称。 2 僧の出家前の名。俗名(ぞくみょう)。
たたえ‐な【称え名】
1 功績などをほめたたえて呼ぶ名。 2 通称。通り名。「—を小文吾となん喚(よば)れ給ふ」〈読・八犬伝・八〉
つう‐めい【通名】
(戸籍上の名前・本名などに対し)世間に通じる名前・名称。通称。通り名。
にんぎょうさしちとりものちょう【人形佐七捕物帳】
横溝正史の時代小説のシリーズ名。江戸を舞台に、人形佐七の通り名で知られる美男の岡っ引き佐七が、さまざまな事件を解決していく娯楽作品。シリーズ第1作の「羽子板娘」は昭和13年(1938)「講談雑誌...
よび‐な【呼(び)名】
1 物や人が普通に呼ばれている名。特に、正式の名前に対して平常呼ばれている名。通称。通り名。「親分の—で通っている男」 2 平安時代、宮中の女官を官名や国名などをつけて呼んだもの。紫式部・清少納...