もとおり‐おおひら【本居大平】
[1756〜1833]江戸後期の国学者。伊勢の人。号、藤垣内(ふじのかきつ)。宣長に入門し、のち、その養子となる。紀州侯に仕え、宣長の学問を継承し、普及に努めた。著「古学要」「神楽歌新釈」「玉鉾...
もとおり‐とよかい【本居豊穎】
[1834〜1913]国学者・歌人。内遠の長男で、宣長の曽孫にあたる。紀州侯に仕え、明治維新後は神道界で活動。著「古今集講義」など。
もとおり‐ながよ【本居長世】
[1885〜1945]作曲家。東京の生まれ。宣長(のりなが)の子孫。大正から昭和初期の童謡作曲家として活躍した。代表作「赤い靴」「七つの子」「十五夜お月さん」など。
もとおり‐のりなが【本居宣長】
[1730〜1801]江戸中期の国学者。国学の四大人の一人。伊勢の人。号、舜庵(春庵)・鈴屋(すずのや)。京都に出て医学を修める一方、源氏物語などを研究。のち賀茂真淵に入門、古道研究を志し、「...
もとおり‐はるにわ【本居春庭】
[1763〜1828]江戸後期の国学者。伊勢の人。号、後鈴屋(のちのすずのや)。宣長の長男。眼病を患って失明したため、父の養子大平に家督を譲り、自らは鍼医(はりい)を業としながら歌道・国学を教授...
もとお・る【回る/廻る】
[動ラ四] 1 めぐりまわる。徘徊(はいかい)する。「鹿(しし)こそばい這ひ拝(をろが)め鶉(うづら)こそい這ひ—・れ」〈万・二三九〉 2 物事が思うとおりに運ぶ。「—・らぬ三味線鳴らして」〈浮...
もとおろ◦う【回ろふ/廻ろふ】
[連語]《動詞「もとおる」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「もとおらふ」の音変化。上代語》「もとおる」に同じ。「大石に這(は)ひ—◦ふ細螺(しただみ)の」〈記・中・歌謡〉
もと‐かぎ【元鍵】
錠前の製造・販売会社が錠とともに提供する純正品の鍵のこと。通常、製造・販売業者の商標が刻印されている。本鍵。→合鍵
もと‐がしわ【本柏】
《「もとかしわ」とも》 1 冬も落葉しないで残った柏の葉。大嘗会(だいじょうえ)のとき、その葉を酒に浸し、神饌(しんせん)にそそいだ。「いその神ふるから小野の—本の心は忘られなくに」〈古今・雑上...
もと‐かた【本方/元方】
1 宮廷の御神楽(みかぐら)のとき、二組に分かれた歌い手のうち、先に歌いはじめる方。神殿に向かって左側に位置する。⇔末方(すえかた)。 2 卸売りする店。問屋。また、製造元。 3 事業の元手を出...