うす‐ずみ【薄墨】
1 墨が薄いこと。書いた墨の色が薄いもの。⇔濃墨(こずみ)。 2 「薄墨色」の略。 3 「薄墨紙」の略。 4 蕎麦掻(そばが)きをいう女房詞。
うち‐まき【打ち撒き】
1 魔よけのために米をまき散らすこと。また、その米。散米(さんまい)。花米(はなしね)。「—し散らしなどして、みだりがはしきに」〈源・横笛〉 2 神前に供える米。「御幣紙(ごへいがみ)、—の米程...
うつお【空/虚/洞】
1 中がからになっていること。また、そのようなもの。うつろ。うろ。「この唐櫃(からびつ)をこそ心にくく思ひつれども、これも—にて物なかりけり」〈今昔・二九・一二〉 2 岩や樹木にできた空洞。ほら...
お‐あし【御足/御銭】
《女房詞から》おかね。ぜに。「—をためる」→足6
お‐いし・い【美味しい】
[形]《味がよい意の女房詞「いしい」に接頭語「お」の付いたもの》 1 食べ物の味がよい。美味だ。「うまい」に比べて丁寧・上品な感じが強い。「魚の—・い店」「山の空気が—・い」 2 自分にとって都...
お‐いた【御板】
板付き蒲鉾(かまぼこ)をいう女房詞。
お‐いたみ
塩をいう女房詞。
お‐かか
《女房詞から》鰹節(かつおぶし)。また、それを削ったもの。削り節。
お‐かず【御数/御菜】
《数々取り合わせる意から。もと女房詞》副食物。お菜(さい)。
お‐かちん
《女房詞から》餅(もち)。かちん。「—をごちそうになって」〈宇野浩二・苦の世界〉