ほど‐に【程に】
[連語] 《名詞「ほど」+格助詞「に」》時間的経過を表す。…するうちに。…すると。「さて、年ごろ経る—、女、親なくたよりなくなるままに」〈伊勢・二三〉 《副助詞「ほど」+格助詞「に」》…する...
程(ほど)経(へ)て
しばらくして。「—合格の通知が届いた」
ほど‐ほど【程程】
1 度が過ぎないで、ちょうどよい加減であること。適度。適当。「酒も—にしろ」 2 身分の程度。分際。「—につけて、装束、人のありさまいみじくととのへたり」〈源・葵〉
ほどほど・し【程程し】
[形シク]時がたって久しい。「なげきこる人入る山の斧(をの)の柄の—・しくもなりにけるかな」〈拾遺・恋四〉
ほど‐むら【程村】
和紙の一種。コウゾの繊維で製し、西の内紙と同質で、厚いもの。もと、包み紙として用い、現在は書画写真版印刷・証書・手形などに使用する。下野国程村(栃木県那須烏山市下境)の原産。→西の内紙
ほど‐よ・い【程好い】
[形][文]ほどよ・し[ク]ちょうどよい程度である。また、都合がよい。「—・い味つけ」「—・くその場に行きあわせる」
ほどらい【程らひ】
《「ほどあい」の音変化か》程度。ぐあい。「引出物の—など定めて」〈著聞集・一六〉
ほど‐ろ【程ろ】
1 夜の明けるころ。「夜の—出でつつ来(く)らく度まねくなれば我(あ)が胸切り焼くごとし」〈万・七五五〉 2 ほど。頃。「夜の—に参りて、ただにやは」〈宇津保・蔵開下〉