角(つの)を折(お)・る
高慢な態度や強情を張るのをやめて、すなおになる。「双方が—・って仲直りする」
角(つの)を矯(た)めて牛(うし)を殺(ころ)す
《牛の曲がっている角をまっすぐに直そうとして、かえって牛を死なせてしまうことから》小さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。
角(つの)を出(だ)・す
女性が嫉妬(しっと)する。焼きもちを焼く。角を生やす。「遅くなると女房が—・す」
角(つの)を生(は)や・す
「角を出す」に同じ。
び‐ずら【角髪】
「みずら」に同じ。「うつくしげなる童の、—ゆひたるが」〈宇治拾遺・一〇〉
びん‐ずら【角髪】
《「みずら(角髪)」の音変化》 1 「みずら」に同じ。 2 髪の毛。「雲の—、花の顔(かんばせ)」〈謡・楊貴妃〉
み‐ずら【角髪/角子/鬟/髻】
上代の成人男子の髪の結い方。髪を頭の中央から左右に分け、両耳の辺りで先を輪にして緒で結んだもの。平安時代以後、主として少年の髪形となった。びんずら。びずら。
みみ‐ずく【木菟/鴟鵂/角鴟】
フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような羽毛をもつものの総称。オオコノハズクをさすことが多い。《季 冬》「—のほうと追はれて逃げにけり/鬼城」
みみずく‐どぐう【木菟土偶】
土偶の一種。縄文時代の後期から晩期にかけて主に関東地方でつくられたもの。刻み目を施した隆帯で輪郭を縁取り、円盤で両目と口を表現した顔が、みみずくの顔に似ることからこう呼ばれる。埼玉県さいたま市岩...