さか‐どの【酒殿】
酒をつくるための建物。宮廷用のものは造酒司(みきのつかさ)の中にあった。その他、神社や貴族の邸内にも自家用に設けられた。酒屋。
さか‐に【酒煮】
魚や貝などを、日本酒を多く使って煮ること。さけに。
さか‐ば【酒場】
客に酒を飲ませる店。居酒屋やバーの類。
さか‐ばた【酒旗】
1 酒屋の看板として掲げた旗。しゅき。 2 「酒林(さかばやし)1」に同じ。
さか‐ばやし【酒林】
1 酒屋の看板として、杉の葉を球形に束ねて軒先につるしたもの。酒の神ともされる奈良県の大神(おおみわ)神社が杉を神木とすることにちなむといわれる。さかぼうき。さかばた。杉玉。杉林。 2 武具の一...
さか‐ばん【酒番】
1 酒の燗(かん)の世話をすること。また、その人。燗番。 2 江戸時代、芝居仲間が大入り祝いとして催した慰労宴。
さか‐びて【酒浸て】
魚・鳥などの肉や野菜を、塩を加えた酒に浸すこと。また、その料理。
さか‐びと【酒人/掌酒】
神に供える酒の醸造をつかさどる人。「高橋の邑の人活日(いけひ)を以て大神の—とす」〈崇神紀〉
さかふね‐いし【酒船石】
奈良県高市郡明日香村の丘陵上にある巨石。長さ5.3メートル、最大幅2.3メートル、厚さ1メートルの花崗岩(かこうがん)で、上面に数個の円形のくぼみとそれらを結ぶ溝がある。古代の醸造施設とする説も...
さか‐ぶぎょう【酒奉行】
1 室町時代、将軍が諸侯の屋敷に出向いたとき、供応の酒の事をつかさどらせるため、その家に臨時に置かれた職。 2 江戸幕府の職名。賄い方に属し、酒の事をつかさどったもの。酒役。 3 宴席で、酒の世...