出典:青空文庫
・・・とらしいし、この糸で曼陀羅が織れよう。」「ええ、だって、極楽でも、・・・ 泉鏡花「古狢」
・・・もの、だきには胎蔵界曼陀羅の外金剛部院の一尊であり、勝軍地蔵はただ・・・ 幸田露伴「魔法修行者」
出典:gooニュース
空海が制作関与の国宝「高雄曼荼羅」 希少染料の紫根使用、朝廷後押し裏付け 神護寺所蔵
京都市右京区の神護寺が所蔵する国宝「高雄曼荼羅(まんだら)」で、生地を赤紫色に染めた材料に当時希少だった「紫根(しこん)」が使われていたことが分かった。京都国立博物館(京都市東山区)などが生地の繊維片を科学分析し、20日に結果を発表した。紫根は非常に高価な材料とされ、曼荼羅図の美術史的価値をさらに高める意義があるという。
国宝「高雄曼荼羅」の染料は紫根 天皇発願を裏付け 京都国立博発表
高雄曼荼羅は、6月9日まで奈良国立博物館で展示(金剛界曼荼羅のみ)。7月からは東京国立博物館でも展示される。【南陽子】
国宝曼荼羅、紫の染料特定 京都・神護寺所蔵
京都国立博物館などは20日、神護寺(京都市右京区)が所蔵する9世紀の国宝「高雄曼荼羅」を科学分析した結果、生地を紫に染めた染料に「紫根」と呼ばれる材質が使われていたと発表した。平安期の曼荼羅の染料材質が特定されるのは珍しいという。当時高価とされた紫根が、縦横4メートル前後ある大きな曼荼羅に使われたことについて京博は「予想外の結果」としている。
もっと調べる