なき‐とよ・む【泣き^▽響む／鳴き^▽響む】

の解説

《「なきどよむ」とも》

［動マ四］

1. １ （泣き響む）人があたりにひびくように大声で泣く。泣き叫ぶ。

   1. 「上下ゆすり満ちて—・むに」〈源・若菜上〉

1. ２ （鳴き響む）鳥・動物などが、あたりにひびきわたるように鳴く。

   1. 「あしひきの八つ峰 (を) の雉 (きぎし) —・む朝明 (あさけ) の霞見れば悲しも」〈万・四一四九〉

［動マ下二］（鳴き響む）鳴き声をあたりにひびかせる。

1. 1. 「ときはなる花橘にほととぎす—・めつつ千代も経ぬかな」〈古今六帖・四〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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