てんみょう‐がま【天明釜】
室町時代から下野(しもつけ)国佐野郡天明(栃木県佐野市)で製作された鉄製の茶釜の総称。地肌に工夫をこらし、地文のないものが多い。蘆屋釜(あしやがま)とともに茶人に珍重される。
てん‐めい【天明】
夜明け。明けがた。
てんめい【天明】
江戸中期、光格天皇の時の年号。1781年4月2日〜1789年1月25日。
てんめい‐ちょう【天明調】
安永・天明(1772〜1789)のころ、与謝蕪村・加藤暁台(きょうたい)・三浦樗良(ちょら)・大島蓼太(りょうた)・高桑闌更(らんこう)らが蕉風への復帰を唱えて興った俳風。
てんめい‐の‐ききん【天明の飢饉】
天明2〜7年(1782〜87)にかけての奥羽・関東地方を中心とした大飢饉。冷害や浅間山の噴火などで大凶作となり、疫病の流行もあって、餓死者・病死者は全国で90万人を超えた。各地で一揆・打ち壊しが...