お‐けら【螻蛄】
1 昆虫ケラのこと。《季 夏》 2 所持金のないこと。一文なし。「—になる」
けら【螻蛄】
直翅(ちょくし)目ケラ科の昆虫。体長約3センチ。頭部と前胸は頑丈で、前足はモグラに似てくまで状。地中に穴を掘ってすみ、昆虫などを捕食するほか植物の根なども食う。後ろ翅(ばね)が長く、夜飛んで灯火...
けら‐くび【螻蛄首】
1 槍(やり)の穂と柄とが接する部分。しおくび。 2 日本建築の継ぎ手・仕口で、差し込み部分の先を大きくし、途中をくびらせて抜けないようにしたもの。 3 茶の湯で用いる柄杓(ひしゃく)の、柄と合...
けら‐げい【螻蛄芸】
「螻蛄才(けらざい)」に同じ。
けら‐ざい【螻蛄才】
《螻蛄には飛ぶ、登る、潜る、掘る、走るの五つの能力があるが、どれ一つとして卓越したものがないところから》多芸多才でありながら、どれも中途半端であること。また、そのような役に立たない才能。螻蛄芸。