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idraft(アイドラフト)利用者へのインタビュー、今回インタビューに答えてくれたのはチカトシさん。
紙に手書きしていた原稿がPC入力になり、ネット創成期を経て現在のAI時代へと、商業誌や旅行記・体験記・企業広報、果てはゲームのシナリオに至るまで、プロのライターとして幅広く活躍されてきました。
「夢はあと10年で引退」と語る彼女の、ライター人生の締めともいえる時期のツール選び、その着眼点をうかがいました。
idraftのきっかけ——紹介記事で興味を持って
——今回はidraft愛用者インタビューにご協力いただきありがとうございます。
idraftは紹介記事から興味を持っていただいたとのことですが。
チカトシさん:はい、知人からこういう記事があるよと聞いて、職業柄そういう記事は読み込んでしまうもので。
紹介記事は自分が書くことも多いので、言い回しや構成のヒントも含まれているんですよね。
——実際にダウンロードをされてみて、使われた感想はいかがでしたか。
チカトシさん:私、わりとすぐにプレミアムプランに入ったんですよ。
——えっ、ありがとうございます。そんなにすぐ気に入っていただいたんですか。
チカトシさん:見た目がすぐに気に入りました。カオ(UI)が良かった!
無駄なものがないですよね、色々いじること前提の、この線は何?ルーラー?とか、このマークは一体…みたいな迷いがありませんでした。
すらすらすらーって最初に入力ができちゃったので、これいいなと思って。
プレミアムプランはデータ共有が複数端末で可能なので、自宅PCでも、出先でタブレットでも使えるぞって加入しました。
——実はチカトシさんとはお仕事を何度かご一緒していて。ご連絡するといつも、取材先に行かれているイメージです。
やっぱり、出先で書かれることが多いんですか。
チカトシさん:最近はかなり減りましたけどね。ひと昔前だったらもう、2徹夜、3徹夜が当たり前って仕事もあって。
今はオフィスや自宅から離れる取材や、私用のお出かけの時は、原稿を9割がた完成させておいて、出先でタブレットで推敲できるようにしています。
電車の移動中にスマホで表記チェックしたりね。
——そういった意味では本当に便利になりましたよね。大量の紙原稿を持って、ネガポジ持って…なんてことはなくなりました。原稿データは今、ほとんどPDFですものね。
チカトシさん:ね、前なんてそこら中に紙と写真と赤ペンがちらばってましたよね(笑)
すごく大変なクレジット表記とかも、英語の綴りのココに実は半角スペースがあるんですとか、このEは企業名では反転してるんですとか…。
——記号ひとつ打つのもわりと大変だったりしましたよね。フランス語のアクセント記号とか、どうやって入力するんだろうって半日悩んだりしました。
チカトシさん:あれ、特殊記号で出てくるんですよ。
そういったクレジットとかの英字や記号の混在表記も、今はクライアントからPDFをもらって、その通りにデザイナーに入稿すればいいからずいぶんと楽になりました。
括弧とかダーシ(–)とかも、idraftだとタップすれば入るじゃないですか。
私あればっかり使ってますよ。
- 愛用者のidraft使いこなし
括弧や3点リーダーといった「入力にひと手間いる特殊記号、約物」もワンタップで入力できるボタンを標準装備。
もともとは報道志望だった
——最初に、書く仕事というか、書いてみようと思われたのはいつ頃ですか。
チカトシさん:大学生の頃です。
社会学部に所属していて、私のいた大学がスポーツ新聞系の会社さんとパイプがあって。
大学スポーツ新聞を発行してたんです。
——よく存じ上げています、実は母校が同じなので。図書館前で配っていた、あれですよね。
チカトシさん:そうそう!私の頃は大学のカラーであるブルーとスミの2色刷りだったかな。
今はすごい進化して、4色刷りの、ぶ厚いやつになってるんですよ。
——社会学部というと、マスコミ関係のサークルもあったと思うんですが。実は私、少しだけ所属していて。
チカトシさん:ありましたよねー。私は、たまたま間違えて入っちゃった教室が実は1学年上の授業で。
前の席の人と話していたら、その大学スポーツ新聞の人だったんです。
——あ、運命を感じるやつだ。
チカトシさん:そう。その人が部室に連れて行ってくれてそれから出入りするようになったんです。
印刷のためにスポーツ新聞の会社に行ったり。
その時にお世話になっていた編集プロダクションさんに、卒業後に入社したんです。
先程言っていたマスコミ関係のサークルも知っていたんですけど、わりと広告寄りでしょう?
——そうですね。広告大賞のキャッチコピー一覧とかの資料があって、練習でコピーライティングをしてみたりしていました。
チカトシさん:私、ああいう短文が苦手で。小見出しとかホントに苦手なんです。イメージ出しが苦手なのかな。
今だったらそれこそidraftにそういう機能もありますし、もっと上手く書けるんでしょうね。
——えーっ、全然そんなイメージがないですけれど。
チカトシさん:そう言ってもらえるとちょっと安心ですけど。
広告のキャッチーな文章よりは、あるままを書くというか、長く書ける報道系の文章の方が得意なんです。ルポというか。
——あ、でも確かに。チカトシさんは、現地取材の多いライターさんで、体験モノもというイメージがあります。無人島ロケとかされてましたよね、真夏に。
チカトシさん:あれは死ぬかと思った(笑)
そういう自分の文章のクセというか、好みがあるって大学時代にわかったので、本当は報道とか新聞系に行きたかったんです。でも就職が全然なくて。
書店に内定はもらったんだけど、お世話になっていた編集プロダクションに行かせてもらいました。
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縁に恵まれた駆け出し時代
——今はそうでもないと思いますが、かつての媒体系の編集プロダクションはかなりハードワークでしたよね。
チカトシさん:それはもう。とくに駆け出しの頃は、深夜徹夜は当たり前の世界だったから。
それでも2年ぐらいは必死でやりました。
でも、ある時後ろを通ったデザイナーさんが「おい、後頭部に10円ハゲがあるぞ」って。
過労でたくさんできちゃったみたい。
——そこまで…体が悲鳴を上げていたんですね。
チカトシさん:そこで一念発起して退社して、フリーランスになったんです。
それでも最初の頃は、なかなか安定したお仕事に繋がらなくって、パンの耳とかかじってました。
——今や売れっ子ライターさんなのに、想像もできない。
すごく個人的な興味なんですけど、皆さんフリーランスになってからのお仕事って、営業をかけたりされるんですか。
チカトシさん:そういう方も多いと思いますけど、私はたまたま人に恵まれて。
声をかけてもらって、その時も本当にたまたま、編集プロダクション時代にやっていた雑誌のお仕事が続いたんです。
そして、雑誌の方でディレクターの方が異動されるから、入社しないかと言ってもらって。
正直、ちょっとフリーランスも疲れてたので嬉しかったですね。
——そこから、季刊の人気ムックの編集長に。サクセスストーリーだ…!
チカトシさん:ご縁というかタイミングが合った感じだったんです。
雑誌が拡大した時代でもあったし、予算も多めにいただいて企画ができて。いい時代でしたね。
私が担当させてもらっていたのがお出かけとかお遊びネタの本だったので、色々取材も行って、それから旅行好きになったのかな。
旅行や取材って荷物が多いのでなるべく持ち物を軽くしたいから、今だとタブレットがあっていいですよね。
出先でちょこちょこと直しができるのが、すごく便利で。当時にあればなぁ……。
- 愛用者のidraft使いこなし
プレミアムプランは複数端末で同アカウントのデータをクラウド共有。場所や条件を選ばずいつでも執筆、推敲とフレキシブルに作業が捗る。
- idraftとは
「goo」による最大級の辞書サービス・goo辞書が作成した、校正や辞書の機能も備えたテキストエディタアプリ。
無料の「スタンダードプラン」と、拡張機能を備えた「プレミアムプラン」が用意されている。idraftの「プレミアムプラン」は初回1カ月が無料、そのあとは月額180円(税込)~。すでに累計50万ダウンロードを記録(2023年6月時点)。 - idraftの主な便利機能はコチラ
・フォルダーの作成、並べ替え機能
・下書きの自動保存、手動保存、文字数カウント、並び替え機能
・文字サイズ・フォント変更機能
・Undo、Redo機能
・下書きの本文コピー、移動、削除、文字検索
・オフラインでの文章作成、編集
・横画面対応
・SNS共有(Twitter、Facebook、Evernote)
インタビュー・執筆:花竿