お‐ぐさ【小草】
小さい草。また、草。「われは高萱を分け—を踏みて行きしに」〈鴎外訳・即興詩人〉
お‐ぐし【御髪】
《女性語。古くは、貴人の髪をいう女房詞》頭髪の敬称。みぐし。
おぐし‐あげ【御髪上げ】
貴人の頭髪を結うこと。また、その役の人。おかんあげ。みぐしあげ。「お腰元の笛竹—のひな鶴」〈浄・女護島〉
お‐ぐな【童男】
男の子。男児。少年。「是の小碓命(をうすのみこと)は、亦の名は日本(やまと)—」〈景行紀〉
おぐに‐ぬま【雄国沼】
福島県中北部にあるカルデラ湖。磐梯山(ばんだいさん)の西方、猫魔ヶ岳(標高1404メートル)の西中腹にある。面積0.5平方キロメートル。湖岸にニッコウキスゲの大群落があり、「雄国沼湿原植物群落」...
おぐま‐ひでお【小熊秀雄】
[1901〜1940]詩人。北海道の生まれ。プロレタリア詩人会に参加。貧窮と病の中で、詩・絵・評論を発表した。詩集「飛ぶ橇(そり)」「流民詩集」など。
おぐら‐きんのすけ【小倉金之助】
[1885〜1962]数学者。山形の生まれ。「数学教育の根本問題」を著し、日本数学教育の改善に尽力。日本科学史学会会長。著「数学史研究」など。
おぐら‐まさつね【小倉正恒】
[1875〜1961]実業家・政治家。石川の生まれ。内務官僚から転身して住友本社総理事。戦時体制下の財界を指導した。第三次近衛内閣蔵相。
おぐら‐ゆき【小倉遊亀】
[1895〜2000]女流日本画家。滋賀の生まれ。旧姓、溝上(みぞがみ)。安田靫彦(やすだゆきひこ)に師事。大胆でおおらかな画面構成のうちに明るくさわやかな画風を示す。代表作「浴女」「磨針峠」な...
おぐり‐こうずけのすけ【小栗上野介】
[1827〜1868]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は忠順(ただまさ)。外国奉行・軍艦奉行・勘定奉行などを歴任。フランスの援助下に将軍権力を強化しようと企てたが、鳥羽伏見の戦いに敗れた後、官軍に斬...