きき‐はさ・む【聞き挿む】
[動マ四]小耳にはさむ。「—・んだる刀の行方」〈伎・色読販〉 [動マ下二]に同じ。「見むと思はばとあるを—・めて」〈かげろふ・上〉
きき‐はず・す【聞(き)外す】
[動サ五(四)] 1 聞き落とす。聞き漏らす。「一句でも巫女(くちよせ)のいうことを—・すまいとして」〈長塚・土〉 2 途中で、聞くのをやめる。「玉を二度取り返したといふはなし—・して胸ぐら取り...
きき‐はな・つ【聞き放つ】
[動タ四]関係ないと思って聞く。聞き流す。「むげに—・ち侍らんことの、情なきやうなれば」〈とりかへばや・三〉
きき‐はや・す【聞き囃す】
[動サ四]聞いてほめたてる。聞いてもてはやす。「和琴いとおもしろしなど—・し給ふ」〈紫式部日記〉