け‐もの【獣】
《毛物の意》獣類。けだもの。
けものたちはこきょうをめざす【けものたちは故郷をめざす】
安部公房の長編小説。昭和32年(1957)刊行。ソ連軍が侵攻した敗戦前夜の満州から、ひたすらに故郷日本を目指して進む少年が辿る運命を描く。
けもののねむり【けものの眠り】
菊村到の小説。昭和34年(1959)刊。失踪した男の行方を追う新聞記者が麻薬密売事件に巻き込まれてゆくハードボイルド作品。昭和35年(1960)鈴木清順監督により映画化。
けもの‐へん【獣偏】
漢字の偏の一。「猫」「狩」などの「犭」の称。
けもの‐みち【獣道】
獣の通り道。野生の動物が通ることによって自然にできる山中の道。