こと‐は
[連語]《副詞「こと」+係助詞「は」。「ごとは」とも》「こと」を強めた言い方。同じことなら。「かき暗し—降らなむ春雨に濡れ衣(ぎぬ)着せて君を留めむ」〈古今・離別〉
こと‐はかり【事計り】
計画。段取り。はからい。「うたて異(け)に心いぶせし—よくせわが背子(せこ)逢へる時だに」〈万・二九四九〉
こと‐はじめ【事始め】
1 物事に初めて手をつけること。手始め。着手。「蘭学—」 2 「御事始(おことはじ)め1」に同じ。 3 「御事始(おことはじ)め2」に同じ。《季 春》
こと‐はな【異花】
ほかの花。別の花。「菊もなほ咲き出でぬれば—はそれにあらじをにほひけるかな」〈古今六帖・六〉
こと‐はら【異腹】
父が同じで母が違う子供たちの関係。はらちがい。いふく。「—の兄人(せうと)も京にて法師にてあり」〈かげろふ・下〉