さかのうえ【坂上】
姓氏の一。古代の渡来系氏族。奈良時代、平安時代に苅田麻呂・田村麻呂らの武人のほか、歌人・明法(みょうぼう)博士も出した。 [補説]「坂上」姓の人物坂上郎女(さかのうえのいらつめ)坂上是則(さかの...
さかのうえのくも【坂の上の雲】
司馬遼太郎の長編歴史小説。開国後の近代化への道のりと日露戦争終結までの歴史を、秋山好古・真之兄弟と正岡子規を中心に青春群像劇として描く。昭和43年(1968)から昭和47年(1972)にかけて「...
さか‐のぼ・る【遡る/溯る/泝る】
[動ラ五(四)] 1 流れに逆らって上流に進む。「川を—・る」 2 物事の過去や根本にたちかえる。「歴史を—・る」「本源に—・って考える」 [可能]さかのぼれる
さかのうえ‐の‐いらつめ【坂上郎女】
⇒大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)
さかのうえ‐の‐これのり【坂上是則】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。坂上田村麻呂の4代の孫。望城(もちき)の父。家集に「是則集」がある。生没年未詳。
さかのうえ‐の‐たむらまろ【坂上田村麻呂】
[758〜811]平安初期の武将。延暦13年(794)蝦夷(えぞ)を征討し、同16年征夷大将軍となった。その後、胆沢城(いさわじょう)を造営し、蝦夷地平定に功を残した。京都の清水寺の創建者と伝え...
さかのうえ‐の‐もちき【坂上望城】
[?〜975?]平安中期の歌人。是則の子。梨壺(なしつぼ)の五人の一人として万葉集の訓釈、後撰集の撰進にあたった。