さが‐にく・し【性憎し】
[形ク]性質がよくない。意地が悪い。「ここにしも何にほふらむ女郎花(をみなへし)人のものいひ—・き世に」〈拾遺・雑秋〉
さが‐にしき【佐賀錦】
縦糸に金銀箔を紙にはって細く切ったもの、横糸に多彩な絹糸を用いて、幾何学模様や絵模様を織り出した手織りの錦織物。江戸中期、佐賀鹿島藩の鍋島家9代夫人の創案という。紙入れ・ハンドバッグなどに用いる。
さがにっき【嵯峨日記】
松尾芭蕉の日記。1巻。宝暦3年(1753)刊。元禄4年(1691)4月18日から5月4日まで京都嵯峨の去来の落柿舎(らくししゃ)に滞在した間の句文を収録。
さが‐にんぎょう【嵯峨人形】
京都嵯峨で作られた木彫りの人形。極彩色に金銀を施したもので、大黒・布袋(ほてい)・恵比須・唐子(からこ)などが多い。江戸でも今様の風俗物が作られ、江戸嵯峨の名が生まれた。