しじみ【蜆】
シジミ科の二枚貝の総称。貝殻は三角形で、殻表は多くは黒色で輪脈がある。淡水にすむマシジミ、海水のまじる河口近くにすむヤマトシジミ、琵琶湖水系にすむセタシジミなどがある。食用。《季 春》「すり鉢に...
しじみ【シジミ】
詩人、石垣りんの詩。第19回H氏賞を受賞した昭和43年(1968)刊行の第2詩集「表札など」の巻頭を飾る作品。
しじみ‐かき【蜆掻き】
川底の泥中からシジミを掘り取ること。また、そのための、袋網の口に熊手(くまで)か板をつけた、柄のある漁具。《季 春》
しじみ‐がい【蜆貝】
1 シジミのこと。また、その貝殻。 2 少女の陰部をいう隠語。成人女性の陰部を赤貝になぞらえるのに対していう。 3 少女。また、江戸吉原で禿(かむろ)のこと。「やい—、二人ともにここへ来い」〈伎...
しじみ‐がわ【蜆川】
大阪市北区の曽根崎新地と堂島新地との間を流れて、堂島川に合流していた川。転じて、堂島新地のこと。