しらぬ‐い【不知火】
九州の有明海や八代海(やつしろかい)で、夜間無数の光が明滅する現象。漁船の漁火(いさりび)が異常屈折によって光像を作るために起こる。八朔(はっさく)(陰暦8月1日)ごろの月のない夜に多くみられる...
しらぬい【白縫】
[枕]地名「筑紫(つくし)」にかかる。「—筑紫の国に泣く子なす」〈万・七九四〉 [補説]上代特殊仮名遣いが異なるので「不知火(しらぬひ)」とは別。
しらぬい‐かい【不知火海】
八代(やつしろ)海の別称。 土本典昭監督による長編ドキュメンタリー映画の題名。昭和50年(1975)公開。水銀に汚染された水俣の海で漁を続ける漁師たち、病に苦しむ水俣病患者たちの姿を追う。
しらぬい‐がた【不知火型】
横綱の土俵入りの型の一。第8代横綱の不知火諾右衛門と、その弟子である第11代横綱の不知火光右衛門とが考案したもので、四股(しこ)のあとでからだをせり上げるときに、両腕を左右いっぱいに広げる。→雲竜型
しらぬいけんぎょう【不知火検校】
宇野信夫による新歌舞伎。昭和35年(1960)、森一生監督により映画化。