すり‐も【摺裳】
白絹に染め草の汁をすりつけ、模様を染め出した裳。平安時代、女子の晴れ着とした。
すり‐もどろか・す【摺り斑かす】
[動サ四]入り乱れた形に種々の模様をすりつけて染める。「—・したる水干といふ袴を着せて」〈枕・一一九〉
すり‐もの【刷(り)物/摺り物】
1 版木を用いてすったもの。また、広く印刷したもの。簡単な印刷物。「報告の—」 2 「摺り物絵」の略。
すりもの‐え【摺り物絵】
江戸時代、暦・狂歌・俳句などに絵を加えて一枚摺りにしたもの。
すり‐もよう【摺り模様】
布帛(ふはく)に、模様を彫った型を用いて染料をすりこんだり、草木の花や葉を直接こすりつけたりして、染め出した模様。