とい‐ぐすり【問ひ薬】
1 病気の原因や治療の方法などを調べるために、試みに飲ませる薬。「煎じやう常とは変はる—」〈浮・永代蔵・三〉 2 相手の気を引いてみること。また、その言葉。「女郎の好く—を申せど」〈浮・一代女・一〉
とい‐ごと【問ひ言】
問いかけ。また、その言葉。「忘れぬるなめりと—しける女のもとに」〈伊勢・三六〉
とい‐さ・く【問ひ放く】
[動カ下二]遠くから言葉をかける。「—・くる親族(うから)兄弟(はらから)なき国に渡り来まして」〈万・四六〇〉
とい‐とぶら・う【問ひ訪ふ】
[動ハ四]見舞う。訪問する。「—・ふ者一人もなし」〈平家・二〉
と‐ひ【徒費】
[名](スル)金銭・時間・労力などをむだに使うこと。また、その使ったもの。浪費。「—した時間が如何にも惜しまれるように」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉