どん‐しゅう【呑舟】
舟をまるのみにすること。
呑舟(どんしゅう)の魚(うお)
《「荘子」庚桑楚から》舟をまるのみにするほどの大きな魚。転じて、大人物。大物。「雑魚を数えて—を取りのがすのである」〈寅彦・量的と質的と統計的と〉
呑舟(どんしゅう)の魚(うお)は枝流(しりゅう)に游(およ)がず
《「列子」楊朱から》舟をまるのみするほどの大魚は小さな川にはすまない。大人物はつまらない者と交わったりはしない、また、高遠な志を抱く者は、小事にはかかわらないことのたとえ。
どん‐しょく【貪食】
[名](スル) 1 むさぼり食うこと。たんしょく。「あるものは極度に—で」〈中島敦・悟浄出世〉 2 細胞の食作用をいう。
どんしょく‐さいぼう【貪食細胞】
⇒食細胞