何(なに)か無(な)し
《「なにがなし」とも》「何か1」に同じ。「夕方になると—悲しくなる」「子供等は—に嬉しそうに床に就いた」〈藤村・新生〉
何彼(なにか)無(な)し
《「なにがなし」とも》あれこれ迷わずにあっさり物事をするさまを表す。とやかく言わずに。とにかく。「まづ話す事もある、此の船へ、と言ふ。—に乗り移りて」〈浮・一代男・五〉
なに‐が【何が】
[連語]《代名詞「なに」+格助詞「が」》 1 反語の意を表す。どうして…か、そんなことはない。「そんなに着ていて、—寒いものか」「—惜しかろ。…是(これ)もそちにやるぞ」〈続狂言記・秀句大名〉 ...
なにがかのじょをそうさせたか【何が彼女をさうさせたか】
プロレタリア作家、藤森成吉による戯曲。昭和2年(1927)、雑誌「改造」に発表。同年4月、築地小劇場にて「彼女」の題名で初演。鈴木重吉監督による映画化作品もある。
何(なに)がさて
1 何はともあれ。とにかく。何はさておき。「馬鹿気た様なことを思って見たり、—上機嫌だったのだ」〈梶井・瀬山の話〉 2 もちろん。「『今日は一段の御機嫌でござる』『—、かやうに天下穏やかにして、...
なにがおこるだろうとかんがえる【(明日)何が起こるだろうと考える】
imagine what will happen (tomorrow)
なにがし【▲某】
1〔人名などをぼかした言い方〕a certain person; Mr. So-and-So山本なにがしという人a (certain) Mr. Yamamoto2〔いくら〕なにがしかの金a ce...
なにがなし【何がなし】
何がなし怖かったI did not know why, but I was afraid./I felt afraid for no particular reason.
なにがなんでも【何が何でも】
1〔どんなことがあっても〕何が何でもやり遂げなくてはI must carry it through 「no matter what [at any cost].何が何でも反対だI am dead...