のり‐と【祝詞】
儀式など改まった場面で、神を祭り、また、神に祈るときに神前で唱える古体の言葉。現存する最古のものは「延喜式」所収の27編と、藤原頼長の日記「台記」所収の中臣寿詞(なかとみのよごと)1編。のっと。...
のりとこう【祝詞考】
祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの。
のりと‐ごと【祝詞言】
「のりと」に同じ。「中臣(なかとみ)の太(ふと)—言ひ祓(はら)へ贖(あか)ふ命も誰(た)がために汝(なれ)」〈万・四〇三一〉
糊(のり)と鋏(はさみ)
糊と鋏とで作る意で、先人の文章などをつなぎ合わせて自分の著作をこしらえることにいう。「—の論文」
のり‐と・る【則る/法る】
[動ラ四]《則(のり)をとる意》手本とする。模範にする。のっとる。「これを宗とぞともに—・る」〈日本紀竟宴和歌〉