はと‐の‐かい【鳩の戒】
《もと、門ごとに巡って熊野の本宮・新宮の事を語っては、鳩の飼料と称して人々から金銭をだまし取ったところから》口先で人をだまし、金銭などを詐取する者。鳩の飼い。「何をか申すことぞ。うさんなる—め」...
はと‐の‐つえ【鳩の杖】
《ハトは食物をとるときにむせないということにあやかって》握りにハトの飾りのある老人用の杖。昔、中国で宮中から老臣に与えられたもので、日本でも80歳以上の功臣に宮中から与えられた。はとづえ。きゅう...
はと‐の‐め【鳩の目】
《「鳩の目銭」の略。円形で、銭の穴が鳩の目に似ているところから》近世初期、伊勢参宮の人が賽銭(さいせん)代わりにまいた私鋳の鉛銭。表裏とも文字がなく、銭1文につき10文ないし12文で交換した。勢...
はとのめ‐せん【鳩の目銭】
⇒鳩の目