ふと‐し・く【太敷く】
[動カ四] 1 柱などを、しっかりと立てる。宮殿をりっぱに構える。「宮柱—・きまつり高知らす布当(ふたぎ)の宮は」〈万・一〇五〇〉 2 りっぱに治める。「飛ぶ鳥の清御原(きよみ)の宮に神(かむ)...
ふと‐した
[連体]思いがけない。偶然の。ちょっとした。「—縁で知り合う」
ふと‐して
[副]何かのはずみで。ひょっとして。「—会えるかも知れない」
ふと‐し‐も
[連語]《副詞「ふと」+副助詞「し」+係助詞「も」》「ふと」を強めていう語。打消しの表現を伴う。「—見え分かれず」〈源・帚木〉
ふと‐し・る【太知る】
[動ラ四]「太敷く」に同じ。「畝傍(うねび)の宮に宮柱—・り立てて」〈万・四四六五〉