ペプシノゲン【pepsinogen】
胃液に含まれる消化酵素ペプシンの元となる酵素前駆体。2種類のペプシノゲンが存在する。血清中におけるそれらの比と、胃粘膜の萎縮の程度が相関することが知られ、胃がん発生の危険因子の評価に用いられる。...
ペプシン【pepsin】
胃液に含まれるたんぱく質分解酵素。前駆体のペプシノゲンとして分泌され、胃液中の塩酸により活性化されたもの。たんぱく質をプロテオースないしペプトンの段階まで消化する。
ペプチダーゼ【peptidase】
ペプチド結合を加水分解する酵素。特に、ペプチド鎖を末端から作用して切るエキソペプチダーゼをいう。
ペプチド【peptide】
2個以上のアミノ酸のペプチド結合によってできた化合物。アミノ酸の数によって、2個ならジペプチド、3個ならトリペプチドといい、2〜10個程度の少数ならオリゴペプチド、10〜100個と多数ならポリペ...
ペプチドグリカン【peptidoglycan】
多糖類とペプチドからなる高分子。原核生物の細胞壁を構成する主成分であり、糖鎖とペプチドが架橋した網状の構造をもつ。ムコペプチド。ムレイン。