ほく‐よう【北洋】
1 北方の海。北海。 2 中国で清末に外交・通商・防衛などのため、直隷(河北)・奉天(遼寧)・山東の三省を合わせて呼んだ称。直隷総督が北洋大臣を兼任して管轄した。
ほくよう‐かんたい【北洋艦隊】
中国、清代に李鴻章によって編制された艦隊。威海衛に基地を置き清国海軍の主力であったが、日清戦争で壊滅。
ほくよう‐ぎょぎょう【北洋漁業】
オホーツク海・ベーリング海などの北太平洋海域で操業する漁業。母船式サケマス漁業・母船式カニ漁業・母船式底引き網漁業など。
ほくよう‐ぐんばつ【北洋軍閥】
中国、民国時代初期に北京政府の実権を握った軍閥の総称。清末に北洋大臣袁世凱(えんせいがい)が組織した北洋新軍を基盤とした。袁の死後は安徽(あんき)派・直隷派と傍系の奉天派に分裂。
ほくよう‐だいがく【北洋大学】
北海道苫小牧(とまこまい)市にある私立大学。昭和40年(1965)に開校した苫小牧駒沢短期大学を改組して、平成10年(1998)に苫小牧駒沢大学として開学。令和3年(2021)現校名に改称。