みそ‐か【三十日/晦日】
1 月の30番目の日。転じて、月の最後の日。つごもり。「一一月の—」 2 30日の間。30日間。「ただ日の経(へ)ぬる数を…はつか、—と数ふれば」〈土佐〉
みそか【密か】
[形動ナリ]人に知られないようにこっそりするさま。ひそか。「人にも知らさせ給はで、—に花山寺におはしまして」〈大鏡・花山院〉
みそか‐お【密か男】
「みそかおとこ」に同じ。「—の首代(くびしろ)なり」〈読・近世説美少年録・三〉
みそか‐おとこ【密か男】
忍んで人妻のもとへ通う男。また、夫のある女がそのような男をもつこと。密夫。間男(まおとこ)。みそかお。「妻(め)の—したりけるを見つけて」〈後撰・雑四・詞書〉
みそ‐かけ【御衣懸け】
《「みぞかけ」とも》衣服などを掛けておく家具。衣桁(いこう)。「練緒染緒(さみを)の—にせむ」〈催馬楽・高砂〉