耳(みみ)を洗(あら)・う
《「史記正義」伯夷伝の故事から》世俗の汚れたことを聞いた耳を洗い清める。世俗の栄達をきびしく拒否するたとえ。耳をすすぐ。
耳(みみ)を疑(うたが)・う
思いがけないことを聞き、聞き違いかと思う。聞いたことが信じられないことにいう。「突然の話で自分の—・った」
耳(みみ)を打(う)・つ
1 強く耳にひびく。「雨の音が—・つ」 2 耳打ちをする。「たしかに見届けおいたゆゑ其方(そち)に今—・つ」〈浮・娘気質・三〉
耳(みみ)を掩(おお)いて鐘(かね)を盗(ぬす)む
《「呂氏春秋」自知の故事から》鳴るのを人に聞かれまいとして自分の耳をふさいで鐘を盗む。良心に反する行為をしながら、そのことを考えないように努めること。また、自分の悪事を人に知られないようにしたと...
耳(みみ)を掩(おお)いて鈴(すず)を盗(ぬす)む
⇒耳を掩いて鐘を盗む
みみをうたがう【耳を疑う】
cannot believe one’s ears
みみをふさぐようなそうおん【耳をふさぐような騒音】
a deafening noise
みみをうたがう【耳を疑う】
彼の言葉に耳を疑ったWhen I heard what he said, I couldn't believe my ears.
みみをうつ【耳を打つ】
雨の音が耳を打ったI heard the sound [patter] of rain.(▼patterは軽い音)
みみをかす【耳を貸す】
彼は私の嘆願に耳を貸してくれなかったHe 「turned a deaf ear [would not listen] to my pleas.ちょっと耳を貸してくださいI have someth...