アルギンさん‐ナトリウム【アルギン酸ナトリウム】
海藻から抽出したアルギン酸とナトリウムからなる多糖類。水を加えるとコロイド状になり、高い粘性を示す。食品の増粘剤や安定剤、歯科の印象材として利用される。化学式(NaC6H7O6)n
うんぱん‐でんりゅう【運搬電流】
帯電した粒子の運動によって生じる電流。電解質溶液中のイオン、帯電したコロイドや塵埃(じんあい)粒子が電気伝導を担う。電子が担う伝導電流に対していう。携帯電流。対流電流。
エーロゾル【(ドイツ)Aerosol】
コロイドの一。気体の中に固体または液体の微粒子が分散し浮遊しているもの。煙・霧など。煙霧質。エアゾール。エアロゾル。
オルガノゾル【organosol】
コロイド粒子がアルコールやエーテルなどの有機溶媒に分散したもの。有機ゾル。
きず‐パッド【傷パッド】
小さな傷口を保護する衛生材料。親水コロイドというゼリー状の素材でできており、傷口からの浸出液を乾燥させずに保持する。湿潤療法により、治癒を促進する。
グレアム【Thomas Graham】
[1805〜1869]英国の物理学者・化学者。気体拡散に関するグレアムの法則を発見。クリスタロイド(晶質)・コロイドの概念を導入して、コロイド化学を創始した。
ジグモンディ【Richard Adolf Zsigmondy】
[1865〜1929]オーストリアの化学者。ドイツで活動。コロイド化学を研究し、コロイド粒子を観察するための限外顕微鏡を発明。1925年、ノーベル化学賞受賞。
スベドベリ【Theodor Svedberg】
[1884〜1971]スウェーデンの物理化学者。コロイド微粒子のブラウン運動を研究し、超遠心機を製作。たんぱく質の分子量を測定。1926年ノーベル化学賞受賞。