な・ぶ【並ぶ】
[動バ下二]ならべる。→並(な)べて「日々(かが)—・べて、夜には九夜、日には十日を」〈記・中・歌謡〉
なべ‐て【並べて】
[副]《動詞「な(並)ぶ」の連用形+接続助詞「て」から》 1 全体が同じような状態・程度であるさま。総じて。おしなべて。「このクラスは—成績がよい」 2 普通であるさま。「御ありさまの、あやしく...
並(な)べてなら◦ず
なみなみでない。格別である。「姿、用意など、—◦ず見ゆ」〈源・絵合〉
なみ【並(み)】
《動詞「なむ」の連用形から》 1 並んでいること。並んだもの。ならび。 2 よくも悪くもないこと。ごく一般的であること。また、そのもの。中ぐらい。普通。「—の品」「—の選手」 3 商品などの等級...
なみ‐あし【並(み)足】
1 速くも遅くもない、普通の足並み。 2 (「常歩」と書く)馬術で、いちばん歩度の遅い馬の進ませ方。速度は、1分間110メートルくらい。ウオーク。
なべて【▲並べて】
generally; in general人の定めはなべて計りがたい「A man's fate is generally [In general, a man's fate is] hard t...
なみ【並み】
1〔平均〕average;〔中ぐらい〕medium並みの 〔ふつうの〕ordinary;〔平均の〕average;〔中ぐらいの〕medium;〔つまらない〕mediocre並みの人間an ord...
なみあし【並み足】
並み足で歩くproceed at a walk馬を並み足で歩かせるwalk a horse並み足で進む〔馬などが〕go at a walk
なみいる【並み居る】
彼は奇妙な服装で並み居る人々を驚かせたHe amazed all those present [assembled] with his quaint attire.王は並み居る家臣をにらみつけた...
なみき【並木】
ポプラ並木a row of poplars並木道「a road [a street, an avenue] lined with trees; a tree-lined road
なみ【並】
[共通する意味] ★その他大多数の事物と、たいした違いのないこと。[使い方]〔平凡〕(名・形動)〔ありきたり〕(名・形動)〔凡俗〕(名・形動)〔俗〕(名・形動)[使い分け]【1】「並」は、特にそ...
なみいる【並み居る】
[共通する意味] ★大勢の人が並んでいる。[英] to be ranged[使い方]〔並み居る〕(ア上一)▽並み居る強豪を相手に戦う▽並み居る大臣たち〔居並ぶ〕(バ五)▽ずらりと居並ぶ政府の要人...
ならび【並び】
[共通する意味] ★並ぶこと。並んだ様子。[英] a row[使い方]〔並び〕▽家の並び〔列〕▽列を乱さず行進する▽窓側の列に座る▽列を正す▽列に並ぶ▽列を作る[使い分け]【1】「並び」は、「書...
ならびに【並びに】
[共通する意味] ★対等の関係にある事柄を列挙する場合に用いる語。[英] and[使い方]〔及び〕(接続)▽高校生および中学生は立ち入りを禁じる〔並びに〕(接続)▽賞状ならびに金一封を授与する▽...
ならぶ【並ぶ】
[共通する意味] ★同程度である。[英] to equal[使い方]〔並ぶ〕(バ五)▽成績では彼に並ぶものはいない〔敵う〕(ワ五)▽運動で彼に敵うものはいない▽私の腕ではあなたにかないません〔敵...
なみかわ‐やすゆき【並河靖之】
[1845〜1927]七宝作家。京都の人。帝室技芸員。伝統的有線七宝の作家として無線七宝の濤川惣助と並び称された。また、黒色透明釉を開発したことでも知られる。
なみき‐ごへい【並木五瓶】
[1747〜1808]江戸後期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木正三の弟子。大坂および江戸の劇壇で活躍し、幕末までの歌舞伎の隆盛をもたらした。写実的、合理的作風で知られる。代表作「五大力恋緘...
なみき‐しょうぞう【並木正三】
[1730〜1773]江戸中期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木宗輔の弟子。浄瑠璃の手法を応用した脚色と、奇抜な舞台装置で新生面を開いた。代表作「三十石艠始(さんじっこくよぶねのはじまり)」...
なみき‐そうすけ【並木宗輔】
[1695〜1751]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。別名、宗助・千柳。西沢一風の弟子。僧であったが、還俗して豊竹座および竹本座で立作者として執筆。竹田出雲・三好松洛との合作が多く、浄瑠璃全盛期...