まるやま【丸山】
長崎市の遊郭のあった所。遊里は江戸初期に始まり、京の島原、江戸の吉原、大坂の新町と並んで繁栄した。
まるやま【丸山】
姓氏の一。 [補説]「丸山」姓の人物丸山薫(まるやまかおる)丸山健二(まるやまけんじ)丸山権太左衛門(まるやまごんだざえもん)丸山定夫(まるやまさだお)丸山真男(まるやままさお)
まるやま‐きょう【丸山教】
教派神道十三派の一。山岳信仰を中心とした教派。近世の丸山講を基盤に明治維新後伊藤六郎兵衛が教団化したもの。最初扶桑教の傘下に入り、次いで神道本局に属し、昭和21年(1946)神道大教から独立した。
まるやま‐ごんだざえもん【丸山権太左衛門】
[1713〜1749]江戸中期の力士。第3代横綱とされる。陸奥(むつ)の人。寛延2年(1749)長崎巡業中に死去。→第2代横綱綾川 →第4代横綱谷風
まるやま‐でんきせき【丸山電気石】
電気石の一種。超高圧下の変成帯で生成し、ダイヤモンドの微小結晶を含む。名称は、平成26年(2014)にカザフスタン共和国で丸山茂徳が同鉱物を発見したことに由来する。マルヤマアイト。
まるやま‐かおる【丸山薫】
[1899〜1974]詩人。大分の生まれ。詩誌「四季」の中核の一人として、浪漫的叙情詩に光彩を放った。詩集「帆・ランプ・鴎」「連れ去られた海」など。
まるやま‐けんじ【丸山健二】
[1943〜 ]小説家。長野の生まれ。「夏の流れ」で芥川賞受賞。結婚後、郷里長野に帰り、大自然の中で作家活動を展開する。他に「朝日のあたる家」「黒い海への訪問者」「ときめきに死す」「虹(にじ)よ...
まるやま‐さだお【丸山定夫】
[1901〜1945]新劇俳優。愛媛の生まれ。築地小劇場に加わったが、分裂後は新築地劇団に参加。のち、徳川夢声らと苦楽座を結成、移動演劇隊を率いて広島巡演中に原爆死した。
まるやま‐まさお【丸山真男】
[1914〜1996]政治思想史学者。大阪の生まれ。東大教授。昭和21年(1946)「超国家主義の論理と心理」を発表し、日本の超国家主義を分析。その後も日本型ファシズムと天皇制国家などを論じ、第...