はっ‐ちょう【八丁】
1 1丁の8倍の長さ。また、1町歩の8倍の広さ。 2 《八つの道具を使いこなす意。「八挺」とも書く》物事に達者であること。「口も—、手も—」
はっちょう‐あらし【八丁荒(ら)し】
寄席で、その芸人が出演すると、周囲8丁の寄席が不入りになるほど人気のある芸人。
はっちょう‐がね【八丁鉦/八挺鉦】
⇒八柄鉦(やからがね)
はっちょう‐ぐるま【八丁車】
日本古来の撚糸(ねんし)機で、多数並べた錘(つむ)を同時に回して糸に撚(よ)りをかけ、枠に巻き取るもの。撚糸八丁車。撚り車。
はっちょう‐とんぼ【八丁蜻蛉】
トンボ科の昆虫。体長約1.5センチで、世界的に最小の種。成熟すると雌の体は黄色、雄では紅色になる。湿地にすみ、飛翔(ひしょう)力は弱い。名は愛知県名古屋の八丁畷(なわて)に多産したことによる。