おおとも【大伴】
姓氏の一。古代の中央豪族。5、6世紀に大連(おおむらじ)となる者が出、物部(もののべ)氏とともに大和朝廷の軍事力を担う有力な氏族となった。弘仁14年(823)、淳和(じゅんな)天皇の名大伴を避け...
おおとも‐の【大伴の】
[枕]大伴(現在の大阪辺りをさす地名)にある港「御津(みつ)」と同音の「見つ」にかかる。「—見つとは言はじ」〈万・五六五〉
おおとも‐の‐おおえまる【大伴大江丸】
⇒大江丸(おおえまる)
おおとも‐の‐かなむら【大伴金村】
古代の中央豪族。5、6世紀のころの武烈・継体・安閑・宣化天皇時代の大連(おおむらじ)。欽明天皇のとき、朝鮮半島経営の失敗により失脚。生没年未詳。
おおとも‐の‐くろぬし【大友黒主/大伴黒主】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。近江の人。歌は古今集・後撰集に収載。謡曲・歌舞伎などの題材となっている。生没年未詳。