あん‐そく【安息】
[名](スル) 1 何の煩いもなく、くつろいで休むこと。「この広き国土の一隅に—することを許さないのだ」〈木下尚江・良人の自白〉 2 「安息香(あんそくこう)」の略。
あんそく【安息】
パルティア王国。中国で、王朝名アルサケスを音訳しての称。
あんそく‐かく【安息角】
土・砂などの堆積(たいせき)物が崩れないで安定しているときの、斜面と水平面とのなす最大角度。一般的な地上の斜面では35度前後、水中では1〜2度で滑りはじめる場合がある。安定角。
あんそく‐こう【安息香】
アンソクコウノキの樹脂。香料・薬用とする。
あんそくこう‐さん【安息香酸】
安息香を昇華して得られる白色針状結晶。最も簡単な芳香族カルボン酸。防腐剤・媒染剤・医薬品・合成繊維原料などに利用。化学式 C6H5COOH