かわら【河原/川原/磧】
《「かわはら」の音変化》 1 川の流れに沿う平地で、ふだんは水の流れていない、石や砂の多い所。 2 京都の鴨川の河原。特に、四条河原。
かわら‐がよい【河原通ひ】
江戸時代、京都四条河原の芝居町・茶屋町へ芝居見物と称して若衆買いに通うこと。「毎日の—に」〈浮・胸算用・三〉
かわら‐げ【川原毛/瓦毛】
馬の毛色の名。灰白色・黄白色で、たてがみ・下肢・ひづめが黒いもの。
かわら‐こじき【河原乞食】
《歌舞伎が近世初期の京都四条河原の興行に起源するところから》歌舞伎役者などを卑しめていった語。河原者。
かわら‐でら【川原寺】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある真言宗豊山派の寺。山号は仏陀山。創建は奈良時代以前。斉明天皇の川原宮あとに建てられたという。大宝(701〜704)ごろに栄えたが、平安時代以降は荒廃した。河原...